会長挨拶
幹事長挨拶
冬夏会の由来
幹事会組織
会則
東海支部会則
学歌/科歌/校歌
事務局

 幹事長挨拶            

幹事長 河野晴彦(昭和50年卒)

 2026年度版「冬夏会員名簿」発行にあたり、ご挨拶申し上げます。

 2025年の冬夏会の総会・新年会は、1月9日に、いつもの蔵前会館から、新しく完成した西5号館の2階のつばめテラスに場所を移して開催されました。この設計者である那須聖先生の姿が見えなかったので心配していたところ、数日後、急逝されたとの訃報が伝えられました。これから益々の活躍が期待されていただけに残念でなりません。9月には4階の製図室で、那須聖展「知の庭」が開催されたのは、記憶に新しいところです。

 さて、2025年は、篠原一男先生の生誕100年ということもあり、冬夏会のメンバーが中心となった数々のイベントが開催されました。4月19日〜5月2日には、「篠原一男と篠原研究室の1960年代―『日本伝統』への眼差し―」が、創立70周年記念講堂の2階ギャラリーで開催され、初日の記念シンポジウムでは、坂本、白澤両先生も登壇され、いろいろな思い出話を聞くことができました。同時期の4月17日〜6月22日には、TOTOギャラリー・間で「『篠原一男』展:空間に永遠を刻む」が開催され、奥山先生の「空間の詩人 篠原一男」も刊行されています。

 これらを見て、思いついたのが、毎年開催している「冬夏会主催講演会」のタイトルを「○○先生から学んだこと」にすれば、ここ数年「建築を学ぶということ」で頭を悩ませてきた企画が、一挙に解決するのではないかということです。そこで、10月15日に開催された講演会は、ワークステーションの高橋寛さん、晶子さんご夫妻と安田幸一さんに登壇して頂き、「篠原一男から学んだこと、受け継いだこと、そして伝えたいこと」と題し、貴重なお話をたくさん聞くことができました。冬夏会の兄弟分である活動のTIT建築設計教育研究会でも10月から4回に分けて三宅理一さん、妹島和世さん、伊東豊雄さんを招いての記念シンポジウムが企画されていますし、機関誌「華[ka]」でも特集が組まれています。

 5月に開催されるホームカミングデーで冬夏会が開催している交流会では、冬夏会の先輩社会人が、これから社会にでていく学生諸君の進路相談にのる会を開催しています。設計事務所、ゼネコン等から集まった先輩達が会社ごとではなく、意匠設計、構造設計、環境、施工、研究所、都市計画等のジャンル別の相談テーブルに分かれ、そこを学生たちが回遊するという形式です。このように、建築学系の学生の進路は多岐に渡っています。篠原一男イヤーを呈した冬夏会、TIT建築設計教育研究会の一年の活動ではありましたが、多様なジャンルで活躍する冬夏会のメンバー、やがて社会に巣立っていく学生達に、興味を持ってもらう冬夏会の活動にしたいと考えている今日この頃です。幹事会のメンバーをはじめとする冬夏会の皆さんからの冬夏会の更なる活性化のアイデアに期待します。